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中村宗男(65期)個展-風のことづて-

2月10日まで中村宗男の個展開催中! ■会期■2016年2月5日(金)~2月10日(水) 入場時間:11:00~19:00 ※初最終日17:00まで ■会場■ナルミヤ戎橋画廊 3F 大阪市中央区道頓堀1-9-3 TEL:06-6211-7692

中村作品について  以前の中村作品は、独特の異国情緒が漂っており、シルクロードをイメージさせる作品が多かった。ずばり、三蔵法師の誓いである「不東=東せず=仏典を持ち帰るまでは故国、唐に帰らないという決意」を表題にするシリーズもあった。西域への強いあこがれと同時に画面に張り詰めた空気が漂っていた。背景の小物に蓮などを配し、宗教画に通じるところもあった。  今回の個展を見て大きな変化を感じた。求道の緊張が抜け、こちらも気楽に見ていられる。作品は「春の風」、「秋の風」などすべて風を含む表題が付されている。その風は熱暑の天竺や羅馬から吹いてくる荒々しい風ではなく、日本のそよ風である。「海風」の背景は砂丘のようであるがおそらく鳥取砂丘であろう。タクラマカン砂漠ではなかろう。  とにかく気負いがなくなって分かりやすくなったことは素人鑑賞者として歓迎したい。美女も、近寄りがたい存在ではなく、手の届きそうな身近な存在になった。以前は手をつなごうとしても、刃物のような手でこちらが斬られるのではないかと怖かった。どのような技法かは分からないが、立体感もある。近くにおいておきたいと思う人も増えるのではないか。  以前、西域へのあこがれは、米子西高へのあこがれが昇華したものだと冗談を書いたが、苦行の末に西域で悟りを開いて、故国の西高にもどってきたという見方もできようか。(永田)

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