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関学9条の会 講演会(2014.6.27)

 関学9条の会の講演会が2014年6月27日5時-6時半、盛大に開催されました。閣議決定による解釈改憲が7月1日に予定されているという緊迫した状況もあり、予測をはるかに上回る200名の人が駆けつけ、F203号教室の150席のいすは開会前に満席となりました。急遽、補助いすを用意しましたが足りず、立ち見席もできてしまいました。  法学部教授の長岡徹さん(憲法学)は、パワーポイントを使って、集団的自衛権は先制攻撃を正当化するための口実として使われてきたことを多くの事例を示して説明。限定的だとしている公明党との合意案でも、自衛隊の海外派兵の歯止めにはならず、政府の解釈でどのようにでも運用できることを解き明かしました。

 商学部教授の山本俊正さん(神学)は、韓国の若者の間で1番よく知られている日本人は、韓国統監府の初代統監に就任し、朝鮮の植民地化を推し進めた伊藤博文であるのに対して日本の若者は歴史認識が十分でないという話から入りました。9条には、アジア諸国を侵略し多くの人々を殺戮した日本の加害行為に対する謝罪の意味が込められていること、戦後の東アジアの安全保障にとって9条が安全弁として重要な役割を果たしてきたこと、そして、そのことはアジアの人々にも共有されていること、それを1内閣の判断で投げ捨てる愚行は許されないということをじゅんじゅんと説きました。  講演の途中で帰る人もほとんどなく、講演後に時間は短かったですが熱心な質疑応答が行われ、「つぎはいつですか。必ず来ます」という声が多く聞かれました。  以下に参加者の感想を1部紹介します。

当日、配布された「でたらめな憲法論を斬る」はここ

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長岡徹法学部教授

山本俊正商学部教授

*ニュースや新聞を見て改憲してもいいのではないかと軽く考えていましたが、今日のお話を聞いてもっと慎重に考えるべきだと感じました。日本の9条ではなく、世界の9条だということがわかりました。(女性、20代) *集団的自衛権の行使は、他国から見たら武力攻撃なのだということがよくわかりました。今、日本の政治家が向かおうとしている方向が間違っているという認識はありましたが、よりはっきりしました。 また、憲法9条がアジア地域の平和のために重要な意義を持っているということもよくわかりました。(女性、40代) *このところ過去の戦争の記憶がよみがえります。敗戦のときに10歳でした。憲法9条ができて「あたらしいけんぽうの話」を習ったときの感動は今も忘れずに抱いています。70年近く守ってきた9条を数ヶ月でたった1人の人間によって葬り去られることが腹立たしい。7月1日までに国民は何ができるでしょうか。(女性、70代) *理論的にも歴史的にも詳しく深い話でした。強権を持って進む政治に対して「それは違う」と声を上げ続けて行くことが大事になります。(男性、70代)

*9条は絶対守るべきです。これを守り70年戦争をしてこなかったということが最も大切です。戦争が起これば子ども女性が真っ先に死ぬのは今も変わりません。関学9条の会というのをはじめて知りました。先頭に立ってください。(女性、70代) *今、日本はODAや国連への莫大な献金など世界で最も平和に取り組んでいる国の1つといえます。中国、朝鮮半島を除きアジア諸国での日本の印象はとても良いものになっています。そのような国が過去のような悲惨な戦争を引き起こすでしょうか。可能性は低いと思います。(女性、10代)