音程とピッチの違い
先生の仰る『ピッチ』という言葉、音程という意味だけではないな、とは感じていましたが、今一つ良く分かりませんでしたので調べてみました。以下、『青二才』という人の『音楽のペ~ジ』というHPからの引用です。
物理では音声などの波形の周期のことを指しますが、音楽ではちょっと違うようです。
音程とピッチの違い
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/n412493/classic/inter.html



 「音程が悪い」「ピッチが悪い」と、言われて、この二つの意味の違いをご存知ですか?

 「音程」と「ピッチ」、単なる言い回しの違いくらいに思っている人もいるかもしれませんが、これには大きな違いがあるので、使い分けた方が良いと思います。

 「音程」というのは、ハーモニーやスケールのイントネーションといった、音楽的な音の高低のことを指します。

 「ピッチ」というのは、例えばトランペットが二本で同じ音を演奏した時に、二人の音が揃っているかどうかといった、物理的な音の高低を指します。


 これだけではいまいちピンとこない人もいるかと思うので、これを詳しく説明することにします。



●音程



 音楽の中での音の高さは、全てがチューナー通りではありません。ハーモニーでは「純正律」というイントネーションがあり、旋律では「ピタゴラス音階」を例とする、旋律的イントネーションがあります。



 ここでそれを詳しく説明すると長くなるので、わからない人は、「チューナー通りの音程では綺麗なハーモニーにはならない」「チューナー通りの音程では美しい旋律にならない」ということを知っておきましょう。

 例えば、「ピッチは悪くないが音程が悪い」と指摘された場合、それは基本的なチューニングは問題ないが、ハーモニーが美しく合わせられていない、というようなことを意味します。ハーモニーを美しくするには、長三度の音程はチューナーの音程よりも狭めなければなりません。

 また、旋律の場合は、第三音や導音は、高めにとるほうが、心地よい旋律に感じられます。


 「音程」ということは、大体以上のような事を意味しています。

 なぜこのような複雑なことになるかというと、チューナーや木琴・鉄琴などで設定されている音程は、「十二平均律」といって、1オクターブを12等分した音程です。

 でも、もともとの西洋音楽の音階は、12等分した音程ではなく、調やハーモニーによって音程が変化するものです。

 それが、オルガンやチェンバロのように音程が固定された楽器が発達していくと、最初に一つの調で音程設定しても、調が変わったりハーモニーになると、美しく聞こえないことが問題になりました。

 そこで十二平均律が発明され、ベストの響きではないけれども、転調しようともどんなハーモニーだろうとも、そこそこ安定した響きが得られるようになったのです。

 しかし、管楽器や弦楽器は弾き方・吹き方で音程を調整出来るため、十二平均律で演奏するのではなく、より美しい音程で演奏する方が良いわけです。



●ピッチ



 ピッチというのは、最初に書いたように、ユニゾンやトゥッティにおける音の調和を指します。

 例えば、フルートとクラリネットとオーボエで同じ一つの旋律を奏する場合、三人が同じ音程で演奏しなければ、音は当然濁ってしまいます。そういう場合に「ピッチを合わせる」という言い方をします。

 これは同時に、基本的な楽器のチューニングも関係します。演奏しているその一人だけの音をとってみれば正しいイントネーションで演奏していたとしても、楽器のチューニング自体が周りと違う場合、「ピッチが合っていない」状態となります。

 管弦楽器では、たとえ楽器のチューニングがおかしくても耳と吹き方・弾き方で合わせるものですが、あまりにチューニングがずれ過ぎていると合わせるのは大変です。

 奏すべき旋律的イントネーションは横の線・ハーモニーは縦の線として、物理的に正しい音程は決まっているので、よくよく考えると音を「合わせる」というのはおかしい言い方になってしまうのですが、合奏というものは、現実的には“これ”という定められた音程を演奏すればうまくいくものではありません。



 例えば、冬の演奏会で、寒い外からやってきて、暖房のきいたホールでリハーサルをはじめたとします。

 すると、楽器が温まっていくにつれて、管楽器はピッチが上がっていき、弦楽器はピッチが下がっていきます。さらに本番になってお客さんが入って来て、演奏の熱気とともにますます温度が上がっていくと、ピッチはますます狂っていきます。

 そこでフルート一人だけが、最初に決めたチューニングのピッチで完璧な音程を維持したとしても、周りのピッチが上がっていれば、どうなるでしょうか?いくら「ピッチが狂ってるのはみんなのほうで、自分は正しい!」と言って、フルートが自分の音程を譲らなかった場合、結局お客さんには、フルート一人の音程がズレているように聞こえることでしょう。

 こうした場合は、その音程のズレを察知して、音程を合わせていく=ピッチを合わせると言う事をして、濁りのない音にしていく作業が、正しいアンサンブルです。



 このように、お互いが音を聴きあって調整してこそ美しい音程を作っていくこと、それが、「ピッチを合わせる」ということです。



『音楽のペ~ジ』というHPからの借用です。
中国に来て、こちらの代理店の社長から日本と戦争になるのか?と質問されましたよ。最近の中国の挑発は戦争にしたいというような意思がありそうですね~